中国や香港を中心に世界中でプレイされているチャイニーズポーカー。13枚のカードで手札を作り勝負します。5枚のカードで勝負するポーカーとは、ルールが違うので最初は覚えるのに苦労するかもしれません。この記事では、チャイニーズポーカーのルールと基本戦略を説明します。
チャイニーズポーカーのルール
チャイニーズポーカーの基本的なルールは以下の通りです。
- プレイ人数 : 2~4人
- 使用するカード枚数 : 52枚
- ゲームの目的 : 13枚のカードを使い3つのハンドを作る
チャイニーズポーカーのデッキは、以下のように3つに分かれてます。
- 上段(トップ) : カード数3枚
- 中段(ミドル): カード数5枚
- 下段(ボトム) : カード数5枚
13枚のカードで上段・中段・下段それぞれにハンドを作り、他のプレイヤーと同じ段のハンドの強さで勝敗が決るルールです。上段・中段・下段それぞれで勝ったら+1点ずつ加算、負けたら-1点ずつ減算、引き分けだと0点です。
ゲームの流れ
パリオリンピックの開催されたヨーロッパで世界大会が行われることもある、世界で広く知られているポーカーです。ゲームを行うときは、1回目から5回目までカードが配られます。
- 1回目 : 5枚のカードが配られる、上段・中段・下段にカードを配置
- 2回目 : 3枚のカードが配られる、2枚のカードを上段・中段・下段にカードを配置
- 3回目 : 3枚のカードが配られる、2枚のカードを上段・中段・下段にカードを配置
- 4回目 : 3枚のカードが配られる、2枚のカードを上段・中段・下段にカードを配置
- 5回目 : 3枚のカードが配られる、2枚のカードを上段・中段・下段にカードを配置
1回目は5枚のカードが配られ、2回目以降に配られるカードの枚数は3枚です。3枚配られた中から1枚は捨てないといけません。そして5回目までカードが配られ、合計13枚の配置したカードでハンドを作ります。ちなみに、上段、中段、下段という順にハンドを強くしないといけません。つまり以下のようになります。
- 上段 : 一番弱いハンド
- 中段 : 下段より弱いハンド
- 下段 : 一番強いハンド
もしも、完成したハンドが、下段より上段のほうが強いような場合は、ルール違反となり自動的に負けとなります。ハンドができないときはハイカードとなります。下段が一番強いハンドで、上段と中段がハイカードであるような場合は、自動的に負けとならないので大丈夫です。
ファンタジーランド
上段がQのペア以上になると、ファンタジーランドとなり、次のゲームで13枚のカードが一気に配られ、どの位置に配置するか決められます。そして以下の状態になれば、さらにファンタジーランドが継続します。
- 上段 : スリーカード
- 中段 : フルハウス以上
- 下段 : フォーカード以上
チャイニーズポーカーのハンドと点数
基本的に他のポーカーとハンドの種類は同じです。ハンドの種類は以下のようになります。
- ロイヤルフラッシュ : A-K-Q-J-10(同じ絵札)
- ストレートフラッシュ : 連続した数字(同じ絵札)
- フォーカード : 同じ数字4枚
- フルハウス : 3枚同じ+2枚同じ(例:K・K・K・5・5)
- フラッシュ : 同じスート5枚
- ストレート : 連続した数字
- スリーカード : 同じ数字3枚
- ツーペア : 同じ数字2枚が2組
- ワンペア : 同じ数字2枚が1組
- ハイカード : 上記がない場合
上段は3枚しかカードを使えないので、作れるハンドは、ツーペア・ワンペア・ハイカードの3つです。また、ハイカードはカードの数字で強さが決まります。ハイカードはAが一番強く、2が一番弱いです。
点数について
先に記載の通り、基本的に勝ち負けでは、以下のような点数になります。
- 勝ち:+1点
- 負け:-1点
- 引き分け:0点
上段・中段・下段と3つのハンドで勝負するので、全部で勝てば+3点、負ければ-3点です。ちなみに、すべてのハンドで勝つとボーナスとして3点加算され、合計6点もらえます。
上段の点数
3つのカードのみでハンドを作る上段の点数は、ハンドごとに以下のようになります。
- 6のワンペア : 1点
- 7のワンペア : 2点
- 8のワンペア : 3点
- 9のワンペア : 4点
- Tのワンペア : 5点
- Jのワンペア : 6点
- Qのワンペア : 7点
- Kのワンペア : 8点
- Aのワンペア : 9点
- 2のスリーカード : 10点
- 3のスリーカード : 11点
- 4のスリーカード : 12点
- 5のスリーカード : 13点
- 6のスリーカード : 14点
- 7のスリーカード : 15点
- 8のスリーカード : 16点
- 9のスリーカード : 17点
- Tのスリーカード : 18点
- Jのスリーカード : 19点
- Qのスリーカード : 20点
- Kのスリーカード : 21点
- Aのスリーカード : 22点
5以下のワンペアでは、追加される得点はありません。
中段と下段の点数
中段と下段の点数は一部のハンドで違い、以下のようになります。
- スリーカード : 下段0点、中段2点
- ストレート : 下段2点、中段2点
- フラッシュ : 下段4点、中段8点
- フルハウス : 下段6点、中段12点
- クワッド : 下段10点、中段20点
- ストレートフラッシュ : 下段15点、中段30点
- ロイヤルストレートフラッシュ : 下段25点、中段50点
チャイニーズポーカーの基本戦略
基本的には、下段>中段>上段の強さを守るようにしましょう。このルールを破ると、自動的にすべての段で負けとなり、-3点となります。上段にペアのハンドを作るときは、中段や下段がより強いハンドになるかどうか確認しましょう。そして、ルールに慣れない間は、すべての段で勝とうとせずに、強いハンドを作れそうな段で勝負しましょう。2つの段で勝ち、1つの段で負けとなれば、+2点と-1点で合計+1点です。Bitcasino.ioや他のオンラインカジノのデモゲームでプレイして、慣れていくと良いでしょう。また、強い手札を1つの段に集中させると、他の段のハンドが弱くなる場合が多いです。それぞれの段でバランスを取ることが必要です。無理なフルハウスを狙い、他の段でハンドができないという場合もあります。フルハウスを作るときには、残りの段との兼ね合いも見ていきましょう。
まとめ
中国や香港で大人気のチャイニーズポーカーは、13枚のカードを使い上段・中段・下段でハンドを作り勝負するポーカーです。使用できるハンドは、他のポーカーと同じです。それぞれの段で、他のプレイヤーと強さを競うのでバランスが要求されます。他のポーカーとは違う、少し変わったルールのポーカーを楽しみたいときにおすすめです。