オーランド・アスレチックスに所属する藤浪晋太郎選手が失点を重ね、5月8日時点で防御率が13.94に。
不調の原因は藤浪晋太郎選手のノーコン病という声もありますが、なぜノーコン病になったのでしょうか?
今回は、藤浪晋太郎選手のノーコン病の原因や今後治るのかなども調べました。
藤浪晋太郎はなぜノーコンになった?
藤浪晋太郎選手がノーコンになった理由はさまざま・・・
そもそも、ノーコンって一体何?
つまり、投手が投げるボールの制御が悪いことを指します。
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因が複数あるのは、藤浪晋太郎選手がノーコンになったのは最近のことではないから。
藤浪晋太郎選手がノーコンになったと言われ始めたのは、阪神タイガースに在籍していた2016年ごろから。
さらに2017年4月には9死球となり、ヤクルトの畠山和洋選手の肩にボールを当ててしまいます。
両者がもみ合いとなる中、阪神のコーチが突き飛ばされて現場は騒然。
めちゃくちゃ乱闘みたいになってるじゃん…
乱闘寸前にまで発展した藤浪晋太郎の死球について、金本知憲監督(当時)は
どうしようもない
と肩を落としました。
そして、藤浪晋太郎選手のノーコンはメジャー移籍後も続きました。
一体、藤浪晋太郎選手のノーコンの原因は何でしょうか?
藤浪晋太郎がノーコンになった原因5選!イップスや疲労?
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因は5つと考えられています!
原因といわれているのがこちら
①イップス
②疲労
③メンタルの不調
④フォーム修正
⑤阪神時代の指導
それでは、それぞれの原因を詳しく解説します!
①イップス
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因1つ目は、イップス。
イップスとは?
イップスは、精神的なダメージによって起こる身体的な不調
筋肉・神経細胞・脳細胞などに影響を及ぼすことも
ジャンルと問わずスポーツ選手がなりやすい
藤浪晋太郎選手がイップスになっているという確実な情報はありませんが、兆候があるのでは?との声も。
藤浪の制球難は“イップス”が原因で、野球を辞めるまで治らないと言えるほど深刻なものだと思っている(東海岸のMLB球団のスカウト)
藤浪晋太郎、“イップス”重症で引退危機 「野球を辞めるまで治らない」と専門家の指摘
そして、藤浪晋太郎選手のイップスの原因となったきっかけに黒田博樹選手が関わっているとも言われています。
黒田博樹選手は球が当たることを防ぐために尻もちをついて避けます。
しかし、2回目に尻もちをついたとき黒田博樹選手の怒りが爆発。
2回連続で球が当たりそうになったら、尻もちをついてでも避けるよね…
乱闘寸前の出来事が終わってから、藤浪晋太郎選手は試行錯誤しながら投球の修正を行います。
そのため、黒田博樹選手の一喝や乱闘騒ぎが藤浪晋太郎選手のイップスの原因になったのでは?と言われることも。
日本代表コーチを務めた経験もある高木豊さんは、藤浪晋太郎選手のイップスは治ってると思うとコメント。
藤浪といえば、一時は制球難に悩まされたこともあったが、この点に関しては「イップスなんて忘れなさい」とズバリ。「(イップスは)直っていると思うよ」としながら、メジャー球場では天然芝のため日本で行っていたイップス防止のための方策も取れないとしながら、「とにかく全部忘れて1からやりなさい」とまっさらな気持ちで野球に取り組むことを求めた。
「イップスなんて忘れなさい」 メジャー挑戦が決まった藤浪に球界OBから送られた「勝利の法則」とは
高木豊さんは藤浪晋太郎選手のイップスは治っていると発言していますが、実際のところ治っているのかは分かりません。
イップスを克服できずにメジャーに移籍していたとしたら、今の不調も納得できるかも
しかし、藤浪晋太郎選手はイップスであることを否定しています。
制球難ってイップスで片づけやすいんですよ。ただ、イップスって投げることすら難しい状態を指す言葉です。なのに『いやいやいや、自分は違う』といくら否定しても、『イップスを認めないことには次のステップに進めないぞ』とか『イップスは治らない』と聞く耳を持ってもらえない。ふざけんな、誰がイップスや!と本当に悔しかったですね
藤浪晋太郎がすべてを語った「本当に悔しかった。誰がイップスや」
なので、藤浪晋太郎選手のノーコンの原因がイップスだとは断言できないですね。
②疲労
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因2つ目は、疲労。
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因を、阪神タイガースOBの江本孟紀さんは下記のように語っています。
「ルーキーでもベテランでも疲労は同じ。200イニング近く投げれば肩や肘はボロボロ状態。本来ならシーズンが終了したら1、2カ月はボールを投げず、治療に専念しなければいけない。若いから鍛えろ? とんでもない話だ」
藤浪の不振は「心」の問題にあらず
藤浪晋太郎選手は、21歳の時点で3,000球を投げてると言われています。
また、2016年には藤浪晋太郎選手が広島戦で161球を投げており、金本知憲監督(当時)に批判の声も上がりました。
8日の広島戦(甲子園)で阪神の藤浪晋太郎投手が161球を投げたことが、賛否両論を呼んでいる。近年のプロ野球では滅多に見ることのない球数。藤浪が3回までに5失点を喫しながら、金本知憲監督が“懲罰”的な意味も込めて8回まで続投させたこともあり、批判的な声も少なくない。
3回までに5失点も8回まで続投、「藤浪は真摯に受け止めないといけない」
日本のプロ野球では、1イニングの平均投球数は16.7。
調子が良ければ9回まで投げる選手もいますが、大体は6~7回あたりで降板します。
もし7回まで投げたとすると、116球くらいですね
となると、先発投手の1試合平均投球は大体116球ということに。
入団する前から期待されていた選手ということもあり、藤浪晋太郎選手は若いときからかなり身体を酷使していた様子。
なので若いときに蓄積された疲労が、今の藤浪晋太郎選手に影響を及ぼしている可能性がありますね。
③メンタルの不調
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因3つ目は、メンタルの不調。
野球評論家の中田良弘さんは、最近の藤浪晋太郎選手についてこのように語っています。
ここまで来ると心配だな。こうなったら、広島の新井監督のように護摩行でもして、心を鍛えるしかないんじゃないか
藤浪晋太郎に護摩行のススメ 「原因はメンタル」評論家が指摘 「本人が認めないと先はない」
中田氏は阪神時代を知る関係者から、「成績低下の要因は技術面ではなく、メンタル面にあるのではという指摘を一切受け入れず、認めなかった」と聞かされており、「藤浪の心にこそ、長引く不振の原因があるのではないか」と分析する。
護摩行を勧めるくらい心が不安定なのかな…
日刊ゲンダイでは、2020年の藤浪晋太郎選手の遅刻癖について取り上げました。
日刊ゲンダイの取材を受けた精神科医は、2020年話題になった藤浪晋太郎選手のコロナ下飲み会バッシングも含めて心に影響があるのでは?と推測。
藤浪選手のことはよく知りませんが、精神科医の見解では今回の寝坊は単にだらしなさや気の緩みから発生したとは考えにくい
阪神藤浪のメンタルが心配 専門医が語る「遅刻癖」の原因
うつ傾向や強いストレス下にあると不眠を引き起こしやすくなります。寝付けなかったり睡眠が浅いと当然寝坊につながる。未知のウイルスに、国内では症例も少ない時期に感染したので“死”も頭にチラついたことでしょう。その上、各方面から大量のバッシングを受けたことで、心に相当な負担がかかっていたと思います。もし、精神的に参っていたとしたら、二軍降格の処分は彼をより追い詰めることになってしまうので逆効果ですね。精神科医のカウンセリングなどがあるといいのですが……
藤浪晋太郎選手は専門医から見ても不安な状態ってことなんですね
しかし心の状態が不安定なせいか、藤浪晋太郎選手はマウンドで涙を流す姿を見せたことがあります。
涙を見せたのは、おそらく打者に対して危険な球を投げてしまったから。
ただ、一方で打者に対して申し訳ないという気持ちや上手くいかないもどかしさなどもあったのかもしれません。
④フォーム修正
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因4つ目は、フォーム修正。
藤浪晋太郎選手は、自分の投球が不安定なことについて
フォームのおかしくなったところを自分で直せてないから
と考えました。
そして、自分のフォームを修正しようとさまざまなトレーニングを開始。
しかし、複数のトレーニングを取り入れる中で自分の本来のフォームを見失ってしまいます。
頑張ってるのに余計にうまくいかないって、もどかしくなるよね
山本昌さんは、藤浪晋太郎選手の投球動画に解説をつけて具体的にアドバイス。
また、中継ぎに回ったことで藤川球児選手と話す機会が増え勉強になったそうです。
そんな周囲の助けもあって、フォーム修正は次第にうまくいくようになりました。
フォーム修正を行ったせいで一時は状況が悪くなったけど、周囲のアドバイスのおかげで少しずつ復活できたんですね!
⑤阪神時代の指導
藤浪晋太郎選手がノーコンになった原因5つ目は、阪神時代の指導。
藤浪晋太郎選手は頑固な性格だと言われており、阪神タイガース在籍時代は周囲のアドバイスを聞き流すこともあったそうです。
ただ、一部報道では藤浪晋太郎選手が頑固になった原因は阪神タイガースの体質も関係しているそう。
まず難しいのは、監督がコロコロ変わること。阪神はファンが熱狂的なので、成績が悪いと球団がすぐに監督を交代しますが、球界では前の監督のお気に入りだった選手が、次の監督に干されるのはよくあること。さらに阪神には派閥闘争があるといわれるので、邪心なく監督やコーチに従うのが難しいチームです。おまけに、何かと口を出してくるOBも多いですしね。
大乱調を繰り返す藤浪晋太郎、改めて問われる「阪神の責任」 育成に難があるチーム事情
阪神タイガースのファンってすごく熱狂的なイメージがありますよね
そんな環境だったこともあり、藤浪晋太郎選手は素直にアドバイスを聞き入れることができなかった様子。
なので、メジャーでも藤浪晋太郎選手が信頼できるような人ができれば状況は変わるのではないでしょうか?
信頼している人からのアドバイスがあれば、また違ってくるのかもしれません。
藤浪晋太郎のノーコンは治る?
藤浪晋太郎選手のノーコンは治ると考えられています!
藤浪晋太郎選手がノーコンになったと言われた阪神タイガース在籍時代。
原因について、イップスやメンタルの不調などでは?との声も。
しかし、周囲の人々からのアドバイスを聞いたおかげもあり見事復活。
なので、メジャーでも周囲のアドバイスを聞くことができれば、藤浪晋太郎選手のノーコンは治ると思います。
また、すぐに相談できるような友人も近くにいないでしょうし安心できない不安からメンタルが不安定になっているのかもしれません。
さまざまな原因が合わさって藤浪晋太郎選手はノーコンになっている可能性があるので、1つずつ改善していけるといいですね。
藤浪晋太郎の今後はどうなる?
藤浪晋太郎選手のノーコンが続けば、今後クビ(解雇)になる可能性も…
現地メディアによると、藤浪晋太郎選手が所属するアスレチックスでは先発投手が足りていない状況。
そんな状況の中で藤浪晋太郎選手が先発投手として起用されましたが、結果は満足できるものではありません。
そのため、今の状態では生き残るのは難しいと言われています。
最も危機感を感じているのは藤浪晋太郎選手本人ですよね。
阪神タイガース在籍時代に、1度ノーコンを乗り越えた藤浪晋太郎選手。
メジャーでもきっと乗り越えることができると思うので、頑張ってほしいなと思います。
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