W杯で優勝したことで、パリオリンピックでもメダル獲得が期待されているバスケットボール。
パリオリンピックに出場するバスケットボール選手は一体誰なのか、プロフィールも気になりますね。
そこで今回は
- パリオリンピック・バスケの出場メンバーは誰?
- パリオリンピック・バスケに八村塁は出場する?
などについて調べてみました!
パリオリンピック・バスケの出場メンバーは誰?
パリオリンピックに出場するバスケットボール選手はまだ決まっていません。
これから選考などが行われ、発表される予定です。
そこで今回は、パリオリンピックに出場するのでは?と期待されている選手を紹介します!
・富樫勇樹選手
・河村勇輝選手
・比江島慎選手
・渡邉雄太選手
・馬場雄大選手
・ジョシュ・ホーキンソン選手
・富永啓生選手
各選手のプロフィールをみてみましょう。
富樫勇樹選手
パリオリンピックに出場が期待されている1人目のメンバーは、富樫勇樹選手です。
【富樫勇樹】
・生年月日:1993年7月30日
・出身地:新潟県
・身長/体重:167㎝/65kg
・所属:千葉ジェッツ
・ポジション:ポイントガード
富樫勇樹選手は2023年のW杯でも日本代表メンバーに選出され、キャプテンを務めました。
富樫勇樹選手は167㎝とバスケットボール選手にしては身長が低いですが、持ち前のスピード力でW杯でも大活躍。
父親は中学校でバスケットボールを教える指導者で、富樫勇樹選手は幼少期からバスケットボールのおもちゃで遊んでいました。
2~3歳の頃にはシュートを決めるようになり、周囲はとても驚いたそうです。
富樫勇樹選手は子供の頃からバスケの天才だったんですね!
小学生の頃に本格的にバスケを始め、中学2~3年生の時にはU15とU16で日本代表選手に選ばれています。
高校はアメリカのモントローズ・クリスチャン高校に進学するため、単身留学。
高校1年生のころから活躍し、在学時にはモントーロズ・クリスチャン高校は全米2位に!
プロ1年目には、新人賞を受賞。
その後も1試合平均7.9アシストを記録してアシスト1位を獲得したり、年間ベストファイブに選ばれたことも。
日本のBリーグで2年ほど活躍した後は、NBAにチャレンジするため渡米。
アメリカでも活躍を続けますが、怪我の影響もあり2015年に日本に帰国しています。
日本に帰国後は千葉ジェッツと契約し、MVPに選出される活躍を見せました。
2019年には日本人初の1億円プレーヤーとなり、チームの優勝に貢献しています。
アメリカでは悔しい思いもしたようですが、日本でかなり活躍しているんですね!
河村勇輝選手
パリオリンピックに出場が期待されている2人目のメンバーは、河村勇輝選手。
【河村勇輝】
・生年月日:2001年5月2日
・出身地:山口県
・身長/体重:172㎝/72Kg
・所属:横浜ビー・コルセアーズ
・ポジション:ポイントカード
河村勇輝選手は、2023年に行われたW杯で日本代表メンバーに選ばれています。
河村勇輝選手はW杯でも大活躍で、河村勇輝選手のプレーはメディアやファンから「リアルスラムダンク」と称賛されました。
小学2年生のときにバスケクラブに所属して本格的にバスケを始め、中学生の頃には全中ベスト16となっています。
高校は福岡第一高等学校に進学し、全国大会で4つのタイトルを獲得。
高校から大学に進学するタイミングでBリーグの三遠ネオフェニックスに特別指定選手に加入し、加入5日後には高校生ながら初のデビュー戦に出場しています。
高校生でプロの試合に出場するなんて、凄すぎますね!
それから東海大学に進学しますが、コロナウイルスの影響で学校は休校に。
大会や練習試合は中止となり、チームで集まって練習することもほとんどできなくなります。
そのため、河村勇輝選手は自分の体幹トレーニングを中心に身体を鍛えてインカレでは優勝・3ポイント王も受賞しました。
その後も大学2年の時には関東大学リーグ戦で優秀選手賞とアシスト王を受賞、インカレで準優勝をしてアシスト王を受賞します。
2022-23シーズンには横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を行い、同シーズンにMVP・ベストファイブ・新人賞を受賞しています。
2024年1月現在も大学生の河村勇輝選手ですが、すでにプロとして大活躍中!
パリオリンピックへの出場も確実ではないでしょうか?
比江島慎選手
パリオリンピックに出場が期待されている3人目のメンバーは、比江島慎選手。
【比江島慎】
・生年月日:1990年8月11日
・出身地:福岡県
・身長/体重:191㎝/88kg
・所属:宇都宮ブレックス
・ポジション:シューティングガード
比江島慎選手は2023年に開催されたW杯の日本代表に選出され、チーム最年長メンバーでした。
W杯のベネズエラ戦では3ポイントシュートを7本中6本成功させ、23得点を決めています。
同じく日本代表のメンバーであった渡邉雄太選手は試合後にXで「マコ愛してる」と投稿。
比江島慎選手はチーム最年長メンバーにも関わらずいじられキャラで、周囲から愛される存在であることも話題となりました。
スポーツが好きな兄がバスケをしていて、試合を見に行った時に兄の監督から「君もバスケやる?」と聞かれたことがきっかけだそう。
最初はノリでやっていたというバスケですが、クラブチームの古賀ブレイスに入団後は平日22時まで練習する日もあったとか!
中学校は、バスケの強豪校である百道中学校に進学。
小学生の時に住んでいた地域は学区外だったそうですが、百道中学校に通うために家族で引っ越しをしたそうです。
引っ越しをしてまで百道中学校に進学した理由は、同じクラブチームに所属していた村上慎也選手が同中学校に通うことを決めたからでした。
家族で引っ越してまでバスケの強豪校に行くなんて、小学生の時から本気でバスケをしていたんですね…
練習も監督も厳しかったという中学時代ですが、比江島慎選手は練習を重ねたことでキャプテンに抜擢されたそう。
中学時代から大活躍の比江島慎選手は、京都の親戚の家に引っ越して洛南高等学校に進学。
高校1年生から試合に出場し、洛南高等学校に在学中の3年間バスケ部はウインターカップを3連覇しています。
その後、大学は青山学院大学に進学。
2010~2011年のインカレは優勝しており、大学4年生の頃には日本代表メンバーに選ばれています。
大学を卒業後はシーホース三河に進学し、1年目にはルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
その後もNBLシーズンベスト5やMVPを受賞し、2018年にはオーストラリアに活動拠点を移しました。
英語が話せなかった比江島慎選手ですが、徐々にチームにも馴染んで約5か月で帰国。
帰国した2019年には宇都宮ブレックスに入団し、2021年には東京オリンピックの日本代表選手として活躍しました。
比江島慎選手は「パリオリンピックにも絶対に出たい」とメディアに意気込みを語っています。
パリオリンピックにもぜひ出ていただきたいですね!
渡邊雄太選手
パリオリンピックに出場が期待されている4人目のメンバーは、渡邊雄太選手。
【渡邊雄太】
・生年月日:1994年10月13日
・出身地:香川県
・身長/体重:206㎝/98kg
・所属:フェニックス・サンズ
・ポジション:スモールフォワード/パワーフォワード
渡邊雄太選手は、2023年に行われたW杯で日本代表メンバーに選ばれています。
渡邊雄太選手はW杯が始まる前「日本がパリオリンピックに出場できなければ日本代表のユニフォームは脱ぐ」と代表引退の決意を語っていました。
しかし、日本がベネズエラに勝利してパリオリンピックへの出場が決まった後は
死ぬまで代表やります!
と興奮した様子で代表引退発言を撤回しています。
そんな渡邊雄太選手の両親は、バスケ経験者。
渡邊雄太選手が幼稚園に通っていた頃、母親がバスケチームのコーチを務めることになったことに。
渡邊雄太選手が小学校にあがったあと、母親がコーチを務めるバスケチームでバスケを始めます。
その後、中学2年生になると香川県選抜チームのメンバーに選出。
高校は尽誠学園高等学校に進学し、1年生から全国大会に出場するほどの活躍を見せます。
さらに高校2~3年生の時には、ウィンターカップで準優勝を経験しました。
大学が決まるまでの間はセント・トーマス・モア・スクールに進学し、ナショナルプレップチャンピオンシップでは準優勝。
その後はジョージ・ワシントン大学へ進学して活躍を続け、ワシントンポストなど複数の有名メディアで特集記事が組まれるほどの注目選手となりました。
大学を卒業後は、NBAのメンフィス・グリズリーズに入団。
プロ入り後、渡邊雄太選手のダンクとスリーポイントシュートは新人ベストプレーに選出されています。
他にも2020年からはトロント・ラプターズ、2022年からはブルックリン・ネッツでプレーを続けます。
2023年からはフェニックス・サンズで活躍を続け、パリオリンピックに向けて練習中。
渡邊雄太選手もパリオリンピックに出場する可能性が高いので、頑張って欲しいですね!
馬場雄大選手
パリオリンピックに出場が期待される5人目のメンバーは、馬場雄大選手。
【馬場雄大】
・生年月日:1995年11月7日
・出身地:富山県
・身長/体重:196㎝/91kg
・所属:長崎ウェルカ
・ポジション:シューティングガード、スモールフォワード
馬場雄大選手は、2023年に行われたW杯の日本代表メンバーに選ばれています。
W杯ではベネズエラ戦で負傷し、しばらく動けなかった馬場雄大選手。
しかし自力で立ち上がり、試合の後半にはアシストも行うなどの活躍を見せました。
馬場雄大選手は、選手だった父親やミニバス教室に通う姉の影響で幼少期からバスケを始めたそう。
その後もバスケを続けた馬場雄大選手は、父親がバスケ部のコーチを務める富山第一高校に進学。
馬場雄大選手の父親は、高校進学のタイミングで「息子以外にもバスケの才能がある学生を集めて全国大会を目指そう」と決めたそうです。
なんだか漫画みたいな展開ですね…!
そして、馬場雄大選手は高校2年生の頃にエースとしてウィンターカップに出場。
全国大会にも出場を果たしますが、残念ながら勝つことはできませんでした。
しかし高校1年生にはU-16、高校2年生には飛び級でU-18の日本代表メンバーに選ばれてどちらもアジア選手権ベスト5に!
大学時代には、全日本大学バスケットボール選手権大会を2連覇。
さらには大学で教員免許も取得したそうです。
大学4年生の頃にはアルバルク東京と契約してプロの道に進みますが、練習や試合の合間に教育実習にも行っていたそう。
まさに文武両道!
プロ選手として活躍しながら教員の勉強も行うなんて、すごすぎますね
ちなみに、アルバルク東京に入団した1~2シーズンはどちらもBリーグを優勝メンバーとなっています。
さらに、2年目のシーズンにはMVPも受賞。
渡米した馬場雄大選手はNBA2軍のテキサス・レジェンズに加入して41試合に出場。
そして2020年にはオーストラリアのNBL、メルボルン・ユナイテッドを契約します。
メルボルン・ユナイテッドに加入した年には、チームがNBL制覇を達成!
馬場雄大選手はメルボルン・ユナイテッドの年間最優秀ディフェンス選手に選ばれました。
翌年の2021年には再度テキサス・レジェンズに加入して活躍。
2023年からは日本に帰国して長崎ヴェルカと契約しています。
馬場雄大選手はダンクが得意ということなので、パリオリンピックでも素晴らしいダンクが見たいです!
ジョシュ・ホーキンソン選手
パリオリンピックに出場が期待されている6人目のメンバーは、ジョシュ・ホーキンソン選手。
【ジョシュ・ホーキンソン】
・生年月日:1995年6月23日
・出身地:アメリカ
・身長/体重:208㎝/106kg
・所属:サンロッカーズ渋谷
・ポジション:センター、パワーフォワード
ジョシュ・ホーキンソン選手は、2023年のW杯で日本代表メンバーに選ばれています。
ジョシュ・ホーキンソン選手は、W杯で大活躍!
W杯での貢献度を表すEFFでは2位となり、他にも2ポイントシュート成功率1位など複数の部門で上位にランクインしました。
両親ともに元プロバスケ選手だったことから、ジョシュ・ホーキンソン選手もバスケを始めました。
4歳からバスケに加えて野球もしていたそうですが、右ひじを負傷したことで野球を続けることを断念します。
元々野球の才能もあったことから、将来を期待されていたそう。
ちなみに、野球をしていたこともあり尊敬する人はイチローさんなのだとか!
バスケ一筋となったジョシュ・ホーキンソン選手はショアウッド高校を卒業してワシントン州立大学に進学。
大学を卒業する際には様々なクラブから声を掛けられていたジョシュ・ホーキンソン選手。
ただ、NBAのドラフトでは指名漏れとなりました。
そのタイミングで、日本のチームから声をかけられていたジョシュ・ホーキンソン選手。
ジョシュ・ホーキンソン選手が日本のクラブを選んだ理由としては
・イチローさんを尊敬していたから
・イチローさんがいたマリナーズの試合を観戦する日本人ファンにいいイメージがあったから
・日本では背が高く技術のある選手が人気だとエージェントから聞いたから
といった理由があるそうです。
日本に来た当初はホームシックになってしまったそうですが、海外でプレーした経験のある両親のおかげで乗り越えることができました。
そして、2020年には信州ブレイブウォリアーズに移籍します。
移籍後、仲間が帰化したことをきっかけに自分も帰化をしようと決意。
帰化をするには日本語の試験だけでなく、帰化したい理由を綴る文章を書いたり役所側との面談も必要だったとか。
ジョシュ・ホーキンソン選手は、それらのさまざまな申請や審査を突破して2023年2月には日本国籍を取得しました。
家族も日本が好きだったというジョシュ・ホーキンソン選手。
帰化をするのには家族も賛成だったそうですよ。
日本国籍を取得したこともあり、ジョシュ・ホーキンソン選手はW杯のアジア予選前に代表メンバーとして追加招集されます。
そして日本国籍を取得した13日後には、日本代表として試合に出場。
2023年6月にはサンロッカーズ渋谷に移籍し、夏から開催されたW杯に出場しました。
ジョシュ・ホーキンソン選手はパリオリンピックへの出場も期待されているので、日本代表としてぜひ活躍してほしいです!
富永啓生選手
パリオリンピックへの出場が期待されている7人目の選手は、富永啓生選手。
【富永啓生】
・生年月日:2001年2月1日
・出身地:愛知県
・身長/体重:188㎝/81kg
・所属:ネブラスカ大学
・ポジション:シューティングガード
富永啓生選手は、2023年に行われたW杯に出場経験があります。
W杯ではフィンランド戦で大活躍を見せています。
3歳の時にはすでにゴールを決めるほど、バスケの才能に溢れていました。
実は、富永啓生選手の両親は2人とも元バスケの選手。
幼い頃から両親の試合を見て育ったそうなので、バスケを始めるのは自然な流れだったのかもしれません。
富永啓生選手は春日井市立岩成台中学校を卒業後、桜丘高等学校に進学。
高校3年生の時にはウィンターカップで準決勝まで進んでいます。
高校時代から大活躍の富永啓生選手ですが、高校卒業後は渡米することに。
2020年の秋からネブラスカ大学に入学し、2020-2021シーズンから試合に出場しています。
大学でも活躍を続けた富永啓生選手は、2023年にNBAのドラフトにエントリー。
ただ、NBAのインディアナ・ペイサーズとワークアウトを行った後にエントリーを取り下げています。
NBAのドラフトエントリーは取り下げていますが、富永啓生選手はアメリカでも評判の高い選手です。
元NBA選手のロビー・ヒューメルは、富永啓生選手の試合を見て「絶好調だ!」と絶賛しています。
富永啓生選手は若いこともあり他の選手に比べてキャリアが浅いように感じますが、パリオリンピックに出場すれば間違いなく活躍してくれる人物です!
パリオリンピック・バスケに八村塁は出場する?
八村塁選手がパリオリンピックに出場するかどうかは、2024年1月現在の時点で未定となっています。
八村塁選手は大学進学を機に渡米し、2023年からはNBAのロサンゼルス・レイカーズで活躍。
八村塁選手は過去にもW杯の日本代表メンバーに選ばれていることから、2023年のW杯出場を期待されていました。
しかし、2023年の大会ではNBAで所属が決まっていなかったため自分の今後を決めるためにも出場を辞退しています。
八村塁選手がW杯の出場を辞退したことから、パリオリンピックにも出ないのでは?と考える人もいるようです。
2024年1月現在の時点では、まだパリオリンピックに出場する日本代表メンバーが発表されていません。
そのため、八村塁選手がパリオリンピックに出場するかどうかも分からない状態です。
ただ、八村塁選手はパリオリンピック出場について前向きに検討しているとか。
また、W杯で日本代表の監督を務めたトム・ホバース監督も「八村塁選手がパリオリンピックに出場するかどうか話し合っていく」とコメントしています。
八村塁選手やトム・ホバース監督が前向きに検討しているのであれば、八村塁選手がパリオリンピックに出場する可能性はかなり高いのではないでしょうか?
八村塁選手がW杯日本代表のメンバーとプレーすれば、さらに素晴らしいチームになることは間違いないですね!
八村塁選手がパリオリンピックで日の丸を背負って活躍してくれることを期待しています。
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