2024年に行われたパリオリンピックで53kg級に出場し、金メダルを獲得した藤波朱理選手。
藤波朱理選手は中学生時代から137連勝中とのことですが、一体どんな経歴を持っているのでしょうか?
そこで今回は
- 藤波朱理のこれまでの経歴は?
- 藤波朱理の家族構成は?
- 藤波朱理のwiki風プロフ
について調べてみました!
藤波朱理のこれまでの経歴は?
表彰式の藤波朱理。カメラマンこけるw pic.twitter.com/kcnnuZe0FT
— - (@msc_ss) August 8, 2024
藤波朱理選手のレスリングに関する経歴を調べました。
藤波朱理選手がレスリングを始めたのは、4歳の頃。
ここでは、レスリングを始めた当時に遡って藤波朱理選手の経歴を調べてみました。
藤波朱理の経歴①幼少期~小学生時代
「櫻井翔くんがいる!!」
— Sachiko HOTAKA 8.5-11パリ五輪レスリング 保高幸子 (@greco_free) August 9, 2024
の藤波朱理 @akarifujinami
女子レスリング53kg金メダリスト🥇#パリ五輪レスリング#日テレ @ntv_sports_jp pic.twitter.com/ls2G1rMnYy
藤波朱理選手は、元レスリング選手の父親の影響で4歳の頃にレスリングを始めました。
父親が指導をしていたレスリングクラブでよく遊んでいたという藤波朱理選手。
クラブに通う選手たちが練習する姿を見て、自然とレスリングを始めたそうです。
当時を振り返って「いつの間にかレスリングを始めていた」と話す藤波朱理選手ですが、初めて試合に出場したときは怖くて泣いたそう。
ですが、試合に出場した後は「負けることが悔しい」と感じて練習を重ねるようになりました。
そして、藤波朱理選手が当時小学3年生だった2012年。
吉田沙保里選手と伊調馨選手は見事金メダルを獲得!
金メダルを獲得した2人の姿を見た藤波朱理選手は「私も強くなりたい、あの舞台に立ちたい」と感じたそうです。
オリンピックに出場することを目標に練習を重ねた藤波朱理選手。
その結果、小学1年生の時点では大会で優勝するまでに成長しています。
そして、小学3年生の時には全国少年少女選手権で初優勝。
同大会では、その後4連覇を達成しています。
小学生の頃からすでに才能あふれる選手だったんですね!
藤波朱理の経歴②中学時代
行ってきます!✈️🇫🇷 pic.twitter.com/mfc5Cond40
— 藤波朱理 (@akarifujinami) August 2, 2024
藤波朱理選手は中学生時代に大会で13度優勝しています。
小学生時代は全国大会を4連覇していた藤波朱理選手。
しかし、中学生になると体力や力不足に悩むようになりました。
中学1年生の頃には5大会に出場していますが、優勝は1度のみです。
【藤波朱理選手の2016年(中学1年生当時)の成績】
・ジュニアクイーンズカップ 優勝
・JOCジュニアオリンピックカップ 3位
・全国中学生選手権 3位
・全日本女子オープン選手権 3位
・全国中学選抜選手権 2位
父親は藤波朱理選手が伸び悩んでいる原因に気づいていたそうですが、あえて本人には伝えなかったそうです。
父親が娘に伸び悩んでいる原因を伝えなかった理由は「本人のやる気次第だから、強引に練習させても意味がない」と考えていたからでした。
2017年6月に行われた全国中学選手権の決勝で、1学年上の伊藤海選手に完敗しました。
藤波朱理選手は、前年に行われた全国中学選抜選手権でも伊藤海選手に負けています。
ライバルになかなか勝つことができない藤波朱理選手は、体育館の片隅で涙を流して父親に感情をぶつけました。
「どんな練習でもついていく」と強い意志を見せた藤波朱理選手に対し、父親は「一緒に勝とう」と言ったそうです。
厳しい練習を重ねて迎えた2017年7月の関西少年大会。
ライバルの伊藤海選手と再戦を果たし、藤波朱理選手は見事優勝しました。
関西少年大会以降は無敗で、国内大会だけでなく国際大会でも優勝しています。
負けず嫌いな一面が、藤波朱理選手を更に強くしたようです。
藤波朱理の経歴③高校時代
【#特集】午後4時40分頃~
— news おかえり【公式】 (@news_okaeri_abc) June 20, 2022
パリ五輪で金メダル!
父と一緒に追いかける夢
女子レスリング・藤波朱理選手 18歳#newsおかえり#横山太一 #ヒロド歩美#ABCテレビ#藤波朱理#レスリング#5年間負けなし#三重県四日市市出身#吉田沙保里2世#日本体育大学#コーチの父と東京で二人で暮らす pic.twitter.com/FQQtEC7p6Z
藤波朱理選手は、父親がレスリング部の監督を務める三重県立いなべ総合学園高等学校に進学。
高校時代も数多くの大会で優勝し、連勝記録を更新し続けました。
【2019年の成績】
・クリッパン女子国際大会 優勝
・ジュニアクイーンズカップ 優勝
・東海高校大会 優勝
・インターハイ 優勝
・全日本女子オープン選手権(高校生の部) 優勝
【2020年の成績】
・クリッパン女子国際大会 優勝
・全日本選手権 優勝
【2021年の成績】
・ジュニアクイーンズカップ 優勝
・全日本選抜選手権 優勝
・東海高校大会 優勝
・インハーハイ 優勝
・世界選手権 優勝
・全日本選手権 優勝
2021年の世界選手権を優勝した時点で、藤波朱理選手は公式戦75連勝。
世界選手権では対戦相手に1ポイントも与えない圧倒的な勝負を見せ、全試合をテクニカルフォール勝ちしています。
ちなみに世界選手権で優勝した際、藤波朱理選手は英語でインタビューに答えていました。
実は藤波朱理選手、高校の担任の先生に「世界選手権の優勝インタビューを英語で受けたいから練習に付き合ってほしい」と英語の指導を頼んでいました。
自分でインタビューの回答を用意し、3ヵ月間先生と共に英語の練習をした藤波朱理選手。
世界選手権では見事優勝を果たし、練習通り英語でインタビューに答えました。
まさに有言実行ですね!
連勝記録を持つ藤波朱理選手がなぜ東京オリンピックに出ていないのか、気になる人も多いのではないでしょうか?
まずオリンピックの代表選手になるためには、全日本選手権で優勝する必要があります。
しかし、東京オリンピックの代表選考となる2019年の全日本選手権開催時点で藤波朱理選手は17歳。
全日本選手権に出場するためには18歳以上であることが条件なので、年齢の条件を満たしていない藤波朱理選手は全日本選手権に出場することができませんでした。
そのため、藤波朱理選手は東京オリンピックの代表選手になることができなかったようです。
年齢の条件がなければ、藤波朱理選手も東京オリンピックに出ることができたかもしれませんね
藤波朱理の経歴④大学時代~現在
雨でアスファルトに張り付いた桜の花びらが絨毯のようにきれいだった午前中、日体大の入学式を取材しました。
— 長谷部良太 RyotaHasebe (@beeeryo) April 3, 2022
右から体操の芦川うらら選手、レスリングの藤波朱理選手。華やかな振袖姿は、卒業生&現職員として式典で歓迎の言葉を述べた高木美帆選手。
新入生を含め、皆さん輝いていて眩しかった✨ pic.twitter.com/bPOrFze1pd
藤波朱理選手は2022年に日本体育大学に進学し、レスリングを続けています。
幼少期から父親と二人三脚で歩んできたことから、父親がいる日本体育大学を選んだようです。
そして藤波朱理選手と父親は、2人でアパートを借りて東京暮らしを始めました。
大学入学後、藤波朱理選手はレスリング部の外部コーチを務めていた伊調馨選手と出会います。
以前から憧れていた伊調馨選手と対面した藤波朱理選手。
入学当初、2人でスパーリングを行っても伊調馨選手が圧勝していたそう。
しかし、2024年現在では伊調馨選手とスパーリングを行ってもほとんど互角だそうです。
そして、藤波朱理選手は入学後も連勝記録を伸ばし続けています。
【2022年】
・ジュニアクイーンズカップ 優勝
・アジア選手権 優勝
・明治杯全日本選抜選手権 優勝
・全日本学生選手権 優勝
・全日本選手権 優勝
【2023年】
・ザグレイブ・オープン 優勝
・ダン・コルフ-ニコラ・ペトロフ国際大会 優勝
・アジア選手権 優勝
・明治杯全日本選抜選手権 優勝
・世界選手権 優勝
・アジア大会 優勝
ここまで順調に見えた藤波朱理選手ですが、2024年3月の練習中に左肘を脱臼して手術をすることに。
怪我をしたときは「今までで一番痛い、ダメかもしれない」と落ち込んだそうです。
その後リハビリを続け、怪我から約2か月後には練習を再開。
「自分なら乗り越えられる」と前向きな気持ちを持ったことで、無事に復活しました。
そして迎えた2024年のパリオリンピック。
決勝では、世界ランク1位のルシア ヤミレト・ジェペス グスマン選手と戦いました。
積極的に攻め続けて得点を重ね、テクニカルスペリオリティで勝利。
オリンピックで金メダルを獲得したことで、藤波朱理選手の連勝記録は137になりました。
怪我を乗り越えて勝ち取った金メダル
素晴らしい試合に、私も感動しました!
藤波朱理の家族構成は?
パリオリンピック優勝する事ができました🇫🇷🥇
— 藤波朱理 (@akarifujinami) August 13, 2024
ずっと夢だったオリンピックでレスリングができて幸せでした。
みんなでとった金メダル🥇
応援ありがとうございました。
オリンピック最高!レスリング最高! pic.twitter.com/BarC7Y23Sw
藤波朱理選手は父親・母親・兄の4人家族です。
ここでは、藤波朱理選手の家族を紹介します。
父親・俊一さん
レスリング世界選手権女子53kg級での優勝報告と、パリオリンピック日本代表内定報告のため、藤波朱理選手と藤波俊一コーチが知事を訪問しました。藤波選手は「パリオリンピックでは金メダルを獲得することしか考えていない」と強い決意を表明しました!これからも大いに活躍されることを期待します!! pic.twitter.com/RddL476LcQ
— 三重県競技力向上対策課 (@mie_pref_sports) December 8, 2023
藤波朱理選手の父親・藤波俊一さんは、日本体育大学でコーチをしています。
父親も元レスリング選手で、1985年と1986年には国体で2連覇。
さらに、1988年のソウルオリンピックでは日本代表の最終候補となっていました。
世界制覇を目標に掲げ、選手の育成を行っていました。
さらに、高校で指導をしながらレスリングクラブの経営も始めます。
教師そして経営者として働いていた当時はかなり忙しかったそう。
教師として体育の授業をした後はレスリング部へ。
その後、レスリングクラブでも指導をしていました。
そのため、子供達の授業参観や運動会に行ったこともないそう。
1ヵ月の半分を大学で指導するという契約でしたが、給与が半減することから誘いを受けるか悩んだそう。
しかし、大学進学を控えた娘の指導を続けることができることから大学の誘いを受けました。
父親が大学のコーチになった1年後には、藤波朱理選手が日本体育大学に入学。
娘の入学を機に東京で2人暮らしを始めますが、一緒にいる時間が長いことから親子はぶつかることが増えました。
親子関係が悪化したため、父親はなるべく家にいないよう外で過ごすことが多かったそうです。
そんな時に助けてくれたのは、妻の藤波千夏さん。
離れて暮らしていた妻の千夏さんが上京し、3人で生活を始めたことで徐々に親子関係が回復。
パリオリンピックで金メダルを獲得した時には「コーチとして、親としても2倍嬉しい」とコメントしました。
金メダルを獲得後に父親に抱きついた藤波朱理選手の姿には、感動で涙が出ましたね
母親・千夏さん
藤波朱理の母・千夏さん、娘の金メダルに観客席で涙 今春から父娘の東京生活に合流、食事面中心に手厚くサポート【パリオリンピック・レスリング女子53キロ級】#藤波朱理 #パリオリンピック #レスリングhttps://t.co/FIkUsUYhBn
— 中日スポーツ (@chuspo) August 9, 2024
藤波朱理選手の母親は藤波千夏さんで、以前は三重県立いなべ総合学園高等学校で寮母をしていました。
母親は寮母として学生を支えていたため、藤波朱理選手の大学進学が決まっても娘についていくことはできず。
そのため、娘には定期的に手料理を送りサポートを続けました。
ちなみに三重県立いなべ総合学園高等学校には下宿所がありますが、数年前から寮生の受け入れを停止。
2024年現在も、家族3人で暮らしながら藤波朱理選手のサポートを行っています。
母親は食事面で藤波朱理選手を支え続けていたんですね
兄・勇飛さん
レスリング世界選手権最終日
— Sachiko HOTAKA 8.5-11パリ五輪レスリング 保高幸子 (@greco_free) August 26, 2017
日本選手最後の試合は藤波勇飛、三位決定戦!このあと2:40ころから!みんな寝てないよね!?相手は15年74kg級U23欧州王者のERBOTSONASHVILI(ジョージア)
エルボツォナシビリさんでよいかな
藤波勇飛、銅メダル🥉をかけて戦います! pic.twitter.com/ASYq46pxOw
藤波朱理選手の兄・勇翔さんは元レスリング選手で、2024年現在は総合格闘家として活躍中。
藤波勇翔さんは小学2年生の頃からレスリングを始め、5年生の頃には全国大会で優勝しています。
中学生になると、全国中学生選手権で3年連続優勝を達成。
いなべ総合学園高等学校に進学し、高校時代には何度も大会で優勝しています。
世界ジュニア選手権には、日本代表として出場しています。
2016年にはリオデジャネイロオリンピックの代表選手枠をかけて世界予選に出場していますが、上位進出できず。
しかし、2017年と2018年の全日本選手権では優勝して2連覇を達成しています。
そして2019年には東京オリンピックの第1次予選となる世界選手権の代表選考が行われますが、奥井眞生選手に負けて世界選手権出場は叶わず。
同年に行われた全日本選手権でも敗退したため、東京オリンピックの代表選手になることはできませんでした。
しかし2020年の全日本選手権は不戦敗となり、2021年3月にはレスリング部を退部しています。
レスリング部を退部後は、総合格闘家に転身。
2024年現在も格闘家として活躍を続けています。
ただ、2022年の時点で兄の勇翔さんは1人暮らしをしている様子。
そのため妻子とは別居しているか、すでに離婚している可能性もあります。
また、藤波朱理選手から兄・勇翔さんの話はあまり聞きません。
しかし、藤波朱理選手は過去のインタビューで「タオルは兄から貰った赤いものを中学時代からずっと使っている」とコメントしていました。
兄から貰ったタオルを数年使い続けているということから、兄弟仲が悪いというわけではなさそうです。
もっとお兄様とのエピソードも聞いてみたいですね!
藤波朱理のwiki風プロフ
20歳になりましたー!
— 藤波朱理 (@akarifujinami) November 11, 2023
夢を叶える20歳にします🔥 pic.twitter.com/hsfFXuvvGM
藤波朱理選手の経歴を紹介したので、ここではプライベートを中心としたプロフィールを紹介します。
【藤波朱理(ふじなみあかり)】
・生年月日:2003年11月11日
・出身地:三重県四日市市
・身長/体重:164㎝/53kg
元々運動音痴だったという藤波朱理選手。
小学生の頃は自転車にも乗れず、マット運動・球技・水泳なども苦手でした。
体育教師だった父親によると、体育の評価は5段階中2~3くらいだそう。
オリンピックの試合を見ると、藤波朱理選手が運動音痴だなんて信じられないですね…
運動音痴だったという藤波朱理選手ですが、大学で教員免許を取っています。
ただ、何の教員免許なのかは分かりませんでした。
過去に取材で「将来はスポーツの指導者になりたいから教員免許の取得を目指している」とコメントしていたので、体育の教員免許かもしれません。
また、海外に行くことが多いため大学では英語の勉強もしているそうです。
藤波朱理選手も父親のような素晴らしい指導者になるかもしれないですね!
レスリングの活躍はもちろん、指導者としての将来にも期待が高まります
藤波朱理選手に関する記事はこちら↓
【レスリング】藤波朱理に彼氏はいる?好きなタイプや藤波辰爾との関係も