2011年に開催されたFIFA女子W杯(ドイツ大会)にて、日本初のワールドカップ優勝に見事貢献した澤穂希(さわほまれ)さん。
帰国後は「国民栄誉賞」を受賞し、ワールドカップ6大会連続出場は日本女子サッカー界の伝説と言われています。
そんな澤穂希さんの病気はどのようなものなのか、また現役を引退した2024年9月現在の情報について知りたいですね。
そこで今回は
- 澤穂希の病気は良性発作性頭位めまい症?
- 澤穂希の病気は完治した?
- 澤穂希の現在は?
について詳しく調査しました!
澤穂希の病気は良性発作性頭位めまい症?
澤穂希さんの病気は「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」といわれています。
澤穂希さんは、2012年に「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」という病気と診断されました。
最初はポルトガルで開催された「アルガルヴェ・カップ2012」での遠征中に体調不良を訴え、帰国後検査を受けて「良性発作性頭位めまい症」と診断されたそうです。
初めて聞いた病名ですが、一体どんな病気なんでしょうか?
良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは?
三半規管とか耳石とかも何となく聞いたことがあるけど、どんなものか詳しくはわからないな…
三半規管(さんはんきかん)とは?
体のバランスをコントロールするための重要な器官です。
体がどの方向に動くかを感じ取るために機能しています。
耳石(じせき)とは?
内耳の中に存在する小さなカルシウムの塊です。
耳石の傾きによってバランス感覚を保つことができています。
澤穂希さんは、回転性のめまいやバランス感覚の違和感を感じて医師の診察を受けた結果「良性発作性頭位めまい症」と診断されました。
めまいの症状は、競技やパフォーマンスに大きな影響を与える可能性が考えられます。
澤穂希さんは、当時不安や焦りを感じていた可能性が高いですね。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症状は?
澤穂希さんの病気である良性発作性頭位めまい症の症状は、主にめまいです。
良性発作性頭位めまい症のめまいの特徴をまとめてみました。
・頭を特定方向に動かすとめまいがする
・めまいは数秒~1分ほど続く
また、稀に吐き気や嘔吐が起こる人もいるそうです。
短時間でおさまるとはいえ、何度も続くとかなり辛いですよね。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)の原因は?
良性発作性頭位めまい症の原因は、ハッキリとはわかっていません。
ですが、専門家の間では以下の原因があるのでは?と言われています。
・耳の感染症
・頭部の怪我
・耳の手術
・メニエール病などの耳の病気 など
澤穂希さんはサッカー選手だったので、プレー中に頭を強く打ったことがあるかもしれません。
プレー中に負った頭部の怪我が病気を発症させてしまった、という可能性も否定できないですね。
澤穂希の病気は完治した?
澤穂希さんの病気は回復したと思われていましたが、完治については分かりません。
2012年のロンドンオリンピックのキャンプ中にもめまいの症状があったそうで、活動のできない期間があったことが知られています。
しかし、発症してから数年たっても同じ症状に悩まされているようです。
HUFFPOST「なでしこジャパン」の佐々木則夫元監督が24日、組織委員会が開いた会見で明らかにした。
佐々木さんは会見で「残念なことがある」と切り出した後、「澤選手が2、3カ月前から三半規管、コンディションを崩している」と説明。
澤穂希さんの病気は、現役を引退してからも続いていたんですね。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)を治すには
・症状が出やすい運動を控える
・日常生活の動きを気を付ける
といったものがあります。
ただし、上記の手段は一時的な対処法にしかなりません。
澤穂希さんのように、運動を仕事とするアスリートにはこのような対処法を取ることは難しいですよね。
他にも理学療法や薬物治療もあるようですが、それらを行っても改善が見られない場合は手術も検討しなければいけないようです。
澤穂希の現在は?
澤穂希さんは、2024年9月現在テレビ出演やサッカー教室などマルチに活躍されています。
澤穂希さんは2015年に元Jリーガーの辻上裕章さんと結婚し、同年12月に現役を引退しました。
さらに2017年1月には長女を出産し、一児の母親として子育てもしています。
2015年に元Jリーガーの辻上裕章さんと結婚するきっかけになったのは、澤穂希さんが自分の引退時期について相談したことです。
その後は年に1回食事に行くだけの仲で、10年ほど友人として過ごしたのちに結婚することになったそうです。
ご夫婦でのテレビ出演では仲の良いトークを披露しており、お互いのパートナーに対しての思いやりが伝わってきます。
結婚後もスポーツ指導者として活躍している陰にはご主人の支えがあるからではないでしょうか?
2017年に長女を出産した澤穂希さんは、2024年現在7歳になったお子さんの育児中。
育児をしながら子供たちにサッカーの楽しさを伝えるためにサッカー教室やスポーツイベントを開くなど、積極的に活動されています。
澤さんと♥️とっても優しかった😍そしてお顔が小さすぎる🥺#マジカルフィールド #澤穂希 キャプテン pic.twitter.com/LGD1bt1eWS
— hitomi⋈ (@hkc1012) September 23, 2024
澤穂希さんの病気は簡単には克服できないものですが、持ち前の真の強さで上手に病気と付き合いながら過ごしているよですね。
「女子サッカー」というスポーツをここまで発展させることができた背景には、「心からサッカーを愛している」という澤穂希さんの信念が届いた結果では無いでしょうか?
澤穂希さんには病気や体調を一番に考えてもらいながら、これからもスポーツ界を見守り続けてほしいですね。